your3i’s blog

iOSエンジニア。頑張る⚉

iOSでMaterial Designを使いたくない理由

自分はアプリエンジニア。主にiOSだが、Androidもちょっとやってる。
最近担当しているプロジェクトで、UIコンポーネントライブラリーを作ろうとしている。
一週間ちょい続いたんだけど、全然簡単ではなかった。
何にしろ、エンジニアの作業だけではなくて、デザイナーの力も必要だ。

そしたら、Androidのエンジニアに、Material Designを使ったらよくね?って言われた。「やだよ〜」って答えた。

Material Designとは

Material DesignGoogleが作ったデザインシステム。AndroidコンポーネントライブラリーだけじゃなくてiOSのも提供している。

Github:
github.com

使いたくない理由

- デザインはiOSぽくない

iOSAndroidそれぞれはOSのfundamental frameworkの上で作られたエコシステム。それぞれ自分なりの美感を持っている。そしてユーザーはiOSAndroidを選ぶことで、OSの体験の統一性を体験できるのは当たり前のようなこと。Material Designを使うと、アプリの間の体験が崩れる。Material Designを使ってるアプリを開くと、別OSに乱入したような感じになる。

- 標準UIとMaterial Designの混在ができなさそう

Material Design 2.0 からデザインはiOSに近づいたと聞いたが、まだまだと思う。
ソースコードをみた感じ、コンポーネントは標準のUIコンポーネントから作られてじゃなくて、UIViewから作った感がすごくある。そのため、ほぼオレオレで体験を定義してるように見える。
Material Designを使うこのになると、標準のUIを完全に捨てるしかなさそう。そうしないと、アプリ間だけじゃなくて、アプリ内でも体験の違和感がでるはず。

- 新しい仕様への対応

新しいデバイスとかスクリーンの仕様が出たら、標準のUIだと多分OS勝手に対応してくれると思うが、MD のコンポーネントだとどれだけ早く対応してくれるのがわからない。

どんなとき使いたくなる

Material Designは徹底的で完成したデザインシステムに見える。それと比べたらiOSガイドラインはシンプル。自分たちをデザインシステムを作るとき参考になれると思う。あとは、自分のアプリを作るとき、デザインとかあんまり気にしないなら、これを使えばめっちゃ楽だろう。

(デザイナーではないから、自分の勝手の感想である…)